菅内閣が2010年12月17日 閣議決定した 「防衛計画の大綱 」と 「中期防衛力整備計画 」(中期防)は、平和を求める国民の願いに背を向け、危険な日米軍事同盟の強化と軍備増強をすすめる計画です。 その柱は、専守防衛の理念に基づく 「基盤的防衛力 」の整備から、事態に機動的に対処するための 「動的防衛力 」への転換です。
新聞各紙は、理念なき政策転換、 「戦う自衛隊 」を目指すもの(日報 社説)。 「戦う自衛隊 」への変貌(へんぼう)を意味する(琉球新報 社説)。 「専守防衛 」などの原則を完全に空洞化し、北朝鮮や中国の 「脅威 」をあおりたて国内でも海外でも戦争に備える体制を強めるもの(赤旗 社説)と指摘しています。
| これまでの防衛計画 | これからの防衛計画大綱 | |
| 防衛力 |
基盤的防衛力 専守防衛の理念に基づく防衛力 の整備(自衛隊を全国に配置) |
動的防衛力 事態に機動的に対処するための(必要に応じてどこにでも緊急展開する)防衛力 |
| 脅威 | 特定の脅威を想定せず | 中国や北朝鮮の脅威を想定 |
| 重視 | 全国の部隊の平準化 |
・ 南西地域の軍事態勢の強化 ・ 海外活動を積極的に推進(日常化) ・ 島しょ部に対する攻撃への対応 ・ 国際平和協力活動への対応能力の強化 |
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総合的・全体的 |
省略 |
・ 装備の運用水準を高め、動的な抑止力を重視 ・ 即応性、機動性、柔軟性、持続性および多目性を備え、軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられた動的防衛力を構築 |
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陸上 |
編成定数15万5千人 | 15万4千人(−1,000)に |
| 地対空誘導弾部隊 | 7個高射特科群/連隊(−1)に | |
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・ 戦車 約600両 ・ 火砲 約600門/両 |
・ 戦車 約400両(−200)に ・ 火砲 約400門/両(−200)に |
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・ 高い機動力や警戒監視能力を備え、多様な任務を効果的に遂行し得る部隊の配置 ・ 島しょ部の防衛(与那国島等に沿岸監視部隊配備) |
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海上 |
・ 護衛艦部隊5個護衛隊 ・ 潜水艦部隊4個潜水隊 |
・ 護衛艦部隊4個護衛隊(−1)に ・ 潜水艦部隊6個潜水隊(+2)に |
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・ 護衛艦47隻 ・ 潜水艦16隻 |
・ 護衛艦48隻(+1)に ・ 潜水艦22隻(+6)に |
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航空 |
・ 航空警戒管制部隊 8個警戒群 20個警戒隊 |
・ 航空警戒管制部隊 4個警戒隊(−4)に 24個警戒隊(+4)に |
| 弾道ミサイル防衛 | ・ イージス ・システム搭載護衛艦4隻 | ・ イージス ・システム搭載護衛艦6隻(+2)に |
| ・ 地対空誘導弾部隊3個高射群 | ・ 地対空誘導弾部隊6個高射群(+3)に |
新防衛大綱 ソフトパワーこそ必要だ
政府は新たな「防衛計画の大綱」と中期防衛力整備計画を決めた。